純恋愛
「シノちゃん!パス!パス!」
「え?」
ボカッ
「ったぁ~」
「何ぼーっとしてんだよ」
「そんなんで次、レギュラーとれんの?」
「う~、ごめん考え事してた」
あーやだ、部活あとちょっとで終わっちゃう
部活が終われば、剣道部の部室の前に行かなくちゃいけないから・・・
「ハイ!じゃあ、今日の練習はここまで!ありがとうございました!」
『ありがとうございました!!』
「あー、来週レギュラー発表だって。マジ緊張するわー」
「・・・・・・」
「シノちゃん?」
「ん?ああ!なんでもない。ごめんごめん」
「そう?てか、榊原君迎えに行くんでしょ?」
「あー、そう。やだなー」
「あ、マミ先輩か・・・。まあがんばって!」
「うん、じゃあね!」