【実録】不登校からの脱出

ナイフのような…

性格になっていた。
友達が朝わざわざ迎えに来てくれた。
朝と夜が逆転している私は…まだ夢の中だった。
それを母親に起こされるのが、ウザかった。
起きなければ…友達は諦めて登校して行った。

そんなある日の出来事。
その日は私にリンチをした子が迎えに来ていた。
とにかく彼女がお気に入りだった母親は…私を無理矢理起こした。
リンチの件も母親への不信感も爆発した。
彼女たちの前で包丁を振りかざし、暴れたのだった。

「学校へ行くくらいなら、死ぬ」
「あんた(母親)を殺す」

包丁を手にパジャマ姿で母親に言い放った。
母親はそういう光景を見せたくなかったのだろう。
彼女たちを登校させた。
そして何も無かったように仕事へ行く準備をした。

これ程大きい出来事は無かったが、小さないざこざはあった。
丁度叔母が私を叱り…アキレス腱を切ったのもこの頃だ。
叔母は3ヶ月以上の入院を余儀なくされた。

学校では彼女が有ること無いことを喋っていたようだった。
後日友達から「包丁を持って暴れた」と触れ回っていると聞いた。
因みに彼女はそういう性格もあり…今は消息不明だ。誰も何をしているのか…知らない。
< 12 / 48 >

この作品をシェア

pagetop