【実録】不登校からの脱出

浪人時代

高校受験に失敗した私は、個別指導の塾に通い始めた。
とにかく一浪でも構わないので…懸命に勉強をした。
小学校高学年から中学にかけての勉強をひたすら頑張った。
その頃近所に住んでいた友達も母親の過剰な期待のため、一浪をしていた。

ただ私は数年のブランクがあり…二度目の高校受験も失敗した。
友達はかなりレベルを落とした高校に受かっていた。
そんな時に通信制の高校に入学をしないかと話をされた。
月二回のスクーリング、レポートの提出。
ある程度の単位が取れたら…三年で卒業が出来る高校だった。

その通信制の高校の面接を受け、無事合格通知を手にした。
入学ギリギリの3月下旬の合格通知だったと思う。

この一浪によって、私は次女と同学年になった。
次女に対して…益々嫌悪感が増加していった。
次女自体は成績が良い方では無いので、学区でもレベルの低い高校に入学が決まった。

ただこの通信制高校への入学が私を変えたのは間違いない。
老若男女を問わず入学した同級生との交流が…少なくとも私の人生を大きく変えた。
一浪は決して「遠回り」では無かったと、ハッキリと言えるし、誇りに思っている。
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