【実録】不登校からの脱出
高校時代

老若男女

通信制高校の入学式当日…とにかく年齢層の広さにビックリした。

家庭の事情で高校に通えず、定年退職後に入学した人。
こちらも家庭の事情で高校に通えず、息子さんの大学入学を機に入学した人。
准看護師をしながら、看護師を目指す為に入学した人。
高校生活に馴染めずに退学後に入学した人。
私のように不登校で入学した人。
世の中には様々な理由で高校に行けず、それでも勉強をしたいという人が沢山居る事を知った。

初日に何人かの仲間が出来た。
それは年齢を問わず、仲良くなった。

私が入学した年は同級生の絆が強かったように思う。
サークル活動などが盛んで、いくつかのサークルが出来た。
サークルといっても普通の高校とは違い、レポート作成をする為に皆が集まるようなものだった。

月二回のスクーリングだった為、朝と夜の逆転生活はそのままだった。
本当に気が向いた時に自宅で勉強をしていた。
殆どはレポートの締切寸前だったが…。

その頃に「親友」と言える友達と出会った。
今でも交流のある彼女たちは同年代である。
一人は不登校・一人は高校に馴染めずに通信制高校に入学してきたのだった。
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