【実録】不登校からの脱出

当然の結果

その頃になると…受験勉強をし始めた。
私は元々「上昇志向」が強い人間だった。
志望校は大都市圏にある、有名大学にした。
とうてい合格するはずも無い、雲を掴むような志望校ばかり狙っていた。
後私を見下していた人たちを見返したいのもあった。
知らない人が居る土地で人生をやり直したい気持ちもあったように思う。

学習塾では本番に向かい、ペーパーテストを繰り返し行っていた。
奇跡的な話だが、東大の試験問題は得意だった。
それが更に無謀な志望校選びをする原因にもなった。その頃受けた全国模試の成績は悲惨だったが、希望だけはあった。

受験シーズンになった。
センター試験は散々だったように覚えている。
初めて一人で新幹線に乗った。
一週間程滞在し、何校かの受験をした。
何もかもが初めての事だらけだった。
一人で大学まで行き、テストを受けた。

結果は見えていた。
全てが不合格だった。
滑り止めで地元の短大でも受ければ良かったのかも知れないが、地元を出る事しか考えていなかった。
家族と離れて暮らす事で、何もかもが自由になれる気がしていた。

私とは反対に、その頃次女は地元の短大に入学が決まった。
< 20 / 48 >

この作品をシェア

pagetop