【実録】不登校からの脱出
祖父の入院

私が一番

まず「祖父の入院」の話の前に、私に対する祖父母の接し方について話をします。

母方の祖父母にとって、私は初孫でした。
とにかく…甘やかされ育ちました。
特に祖父の私への愛情は半端ではありませんでした。

共働きの両親だったため、私は夏休み・冬休み・春休みの平日は祖父母の家で過ごしました。
因みに学校がある時は、私は鍵っ子で妹二人は母親の知人に預けられていました。

私が祖父母の家に居る時は、祖父が出掛ける際に一緒に付いて行ったり、玩具なども一人だけ買って貰ったりしていました。
有り得ないくらいの「差」がここにもありました。

本当に私が覚えている限りでは、小学生の頃に妹二人が祖父母の家に泊まったという記憶が殆どありません。
祖父母も泊まるように促した事は無かったように思います。

ただこの状況は私の家では当たり前の事であり、誰も不思議に思っていなかった。
今考えると、一人だけ鍵っ子で二人は知人に預けるというのは理不尽だなと思います。
もし両親が祖父母が平等に接していてくれたなら…これから起きる悲しい出来事は起きなかったのかも知れません。
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