堕天使の銃声
その直後。
「…お初にお目にかかります。
秘密組織“蜃気楼”の特別諜報部隊隊長、高崎 憐少佐と申します。
この度は組織の任務の都合上、正体を隠していた事、また、事実の隠蔽をお許しください。
私は今回の任務で、この学校に潜んでいる危険分子の抹殺を任されています。
その都合上、あなた方三人にはこれから、本部までご同行を願います。
武力による制圧、及び排除は、こちらとしては望みません。
何卒ご理解の上での言動と行動を、よろしくお願い致します。」
軽く頭を下げながら、三人に、改めて自己紹介をした。
黙り込む3人。
保健室に流れる沈黙。
だがそれを破ったのは、坂本だった。