魅惑★ladyの作り方
―――……診察中
「とりあえず骨に異常はないが…
無理すると治りも遅くなる。
打撲や痣なんかも多い、日常生活だけでも君がわからないような隠れた負担が身体にかかる事になるから…
入院してもらう事になるが、良いか?」
『は、はい…』
「ふむ、とりあえずご両親に連絡して入院費なんかの事も…」
手当てを終え、ベッドに寝かされて医院長の話を聞いていた華楠だったが、小さく手を挙げてその話を遮った。
『あ、あの、両親は忙しくて、今日も会議っていってたし…
その、家政婦さんもいるし、お金は私が出しますから、だからその…』
「連絡はするな、と?」
『は、はい…』
眼鏡をかけていないため、どうするか悩んでいる医院長の顔がよく見える。
華楠はただの仏頂面でも怯えていたため、眉間に皺が寄った事にビクビクしていた。