魅惑★ladyの作り方


『医院長さんは見た目は怖そうで近寄りがたいのに、話してみたら凄く優しくて…
照れ屋さんでした』

「っ!」


華楠がそういいと医院長は顔を真っ赤にして目を泳がせた。
華楠はその姿にまたクスクスと笑いだした。


『ふふっ、なんだか可愛いですね…』

「っ!
息子より下の女の子に、そんな事を言われる日が来るとは…!」


屈辱だ、と言わんばかりに手で顔を覆う医院長。
華楠はそれを見てぷっと噴き出した。



『あは、あ、いたた…』

「!
笑い過ぎだ、傷に響くだろう…」


罰が悪そうに言って華楠の背中を擦る医院長。
華楠は腹を擦りつつごめんなさい、と苦笑した。



「…君はいい子だな」

『へっ?
わ、私なんか…!
医院長こそ、全然いい人で…』

「聞いてたより、か?」

『!』


華楠が目を見開くと、医院長はフッと笑った。


 
 
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