魅惑★ladyの作り方
「―…結城さん?」
『はいっ!?』
「どうかしたか?
ボーッとしていたが…」
『あっ、いえ、頭の中の整理を…』
華楠が思い出して黙っていると不思議に思ったのか医院長が話し掛けてきた。
華楠が答えるとなんだそれは、と少し笑い、華楠に眼鏡を返した。
『あ…良いんですか?』
「いきなりとってパニックになっても困るからな。
ゆっくりで良いんだ、無理はするな?」
『…はい!』
華楠が満面の笑みで答えると医院長も優しく微笑んだ。
華楠の胸が高鳴ったのも束の間、医院長は苦笑いでこう続けた。
「その、なんだ…
結城さんは未来の好きな読者モデルみたいだしな…
未来もパニックになるだろう、地味だった結城さんがこんなに可愛くて自分の好きな読者モデルだったら」
『そ、そうですかね…?』
こんなに可愛くて、という言葉にまた胸を高鳴らせた華楠。
眼鏡をしてないとやっぱり照れ臭いな…と思っているうちに特別室の前についたため、華楠は眼鏡を掛けた。