極道の女
+1...一人ぼっち
とてもいい天気な今日、まだ今の状況が飲み込めていないあたしは、聞こえてくるお経に吐き気をおこしていた
「野乃ちゃん大丈夫?顔色がよくないわよ?」
近所に住んでいたおばさんに話かけられ現実に引き戻される
「大丈夫です。ありがとうございます。」
本当は大丈夫なんかじゃないのに大丈夫という自分...おばさんにはよくしてもらったのに、素直になれない自分が本当に嫌だった...
人間不信
あの二人のせいで人を信じる事が出来なくなった
唯一まだ信じる事が出来たおばあちゃんとおじいちゃん...
だけど、おばあちゃんやおじいちゃんも今日であたしを裏切った
3月25日の今日、
あたしは唯一の家族を失った...