結婚前夜〜Girl Friend〜《短》
「ジンとアキホか。あいつらはまた、馬鹿みたいに二人で飲んでるんだろうな!」
耳まで真っ赤に染まったコウタ。
おいおい。明日大丈夫かよ?
「……ねえ? 二人に会った日の事、覚えてる?」
モーニングコールを誰かに頼もう。
と、俺が携帯を開いたとき、アンナが俺とコウタの顔を交互に見ながらそう聞いた。
「……忘れるはずないだろ?」
俺の言葉にアンナは笑い。
コウタは首を縦に振った。