結婚前夜〜Girl Friend〜《短》
高校の入学式。
俺達は仲良く同じ高校に進学した。
運良く、クラスも同じで。
三人並んで、窓際の席で話をしていた。
そのとき何度目かのドアが開く音がした。
だけど正直。
誰が入ってこようと興味はなかった。
それはコウタとアンナも同じらしく、そちらに視線を向けようとはしていない。
でも、あからさまな視線を感じれば話は別で、さすがに気になってくる。
俺達はほぼ同じタイミングで、視線を感じる先に、目を向けた。
そこに立っていたのは、すごい美人と男前だった。
垢抜けている。
二人には、そんな言葉がぴったりだった。