あたしの血を吸いなさい!
「いやぁ〜ごめんごめん!」


マリアは布団をはぎ、右手で殴られた頭をさすりながら小声で謝った。


やっと足の臭いから開放されたヴァンパイアはゆっくり起き上がりまた正座になり問い掛けた。


『今のは・・・?』


「あー、私のお母さん。いやーあの人のげんこは痛いのなんのってぇ・・・」


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