華龍-カリュウ-



―――――…


―――…



あたし等は敵の本拠地、蛇頭の倉庫前。


皆にコクッと頷き、合図した。



バンッ



「…!!お前らまさか華龍か…?」

面子の一人が気付き発した言葉に他の奴等もあたし達の方に振り向いた。


「ここが何処だか分かってんのか?スネーク・ヘッドだぜ?」

「痛い目見ねぇ内にとっとと帰んな」


気付いた面子等が次々とあたし達を馬鹿にしたような目で見てくる。


確かに人数は今負けてるけど、負ける気なんて更々無い。


「お前等スネーク・ヘッドを潰しに来た」

そう言い、睨んでやると何人か腰を抜かした。


弱ぇ奴…
まだ何もしてねーのに。
(↑十分迫力あります)


すると、扉の奥から二人男が出てきた。


一人は銀髪。もう一人は茶髪…いや、金髪か。


「お前が華龍のトップ、華蝶か?」


銀髪のハスキーボイスが倉庫に響く。

多分コイツが総長だな。


「ああ、そうだ。お前等を潰しに来たんだよ、総長さん?」


厭味ったらしく口角を上げていると、周りの奴等がキレ始め


「コイツ等潰せ」


そんな蛇頭の総長さんの声を合図に始まった






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