防衛要塞都市
第四章 -運命の決戦-
風が吹いた。


それは山を越え草原を駆け巡り、荒廃した都市の上空を吹き抜けて、漆黒のビルへと迫った。


セイルは、その瞳で風の吹いてきた方向を見つめた。


ビルの屋上に立つ彼の顔に風が当たり、髪をなびかせる。


「雪・・・ですね。」


屋上より更に上、雲から舞い降りてきた粉雪を見て、アマリリスは呟いた。
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