金魚恋

そだ!名前決めよ!

ん-…たぶん女の子だから

可愛い名前がいいよね…。

金魚を前にして悶々と悩んでいると

「す-ちゃん」

背後から声が聞こえた。

『え?』

「金魚の名前考えてたんだろ?す-ちゃん!良くねぇか?」

よくわかったなぁ…

私は呆気にとられながらも口を開いた。

『うっうん!そうだね。じゃあこの子の名前は今日からす-ちゃん!』

「よかった」

笑顔でそう言うと

「ほら!金魚鉢持って来たぞ!」

持って来てくれた金魚鉢をそう私に差し出して来た。

< 7 / 28 >

この作品をシェア

pagetop