金魚恋
そだ!名前決めよ!
ん-…たぶん女の子だから
可愛い名前がいいよね…。
金魚を前にして悶々と悩んでいると
「す-ちゃん」
背後から声が聞こえた。
『え?』
「金魚の名前考えてたんだろ?す-ちゃん!良くねぇか?」
よくわかったなぁ…
私は呆気にとられながらも口を開いた。
『うっうん!そうだね。じゃあこの子の名前は今日からす-ちゃん!』
「よかった」
笑顔でそう言うと
「ほら!金魚鉢持って来たぞ!」
持って来てくれた金魚鉢をそう私に差し出して来た。