声恋 〜せいれん〜
階段をゆられながらロフトまで上がり、きれいに整えられたベッドに横たえられる。
窓からの星明かりで部屋が淡く照らされている。
「星…本当にここからもすごくよく見えますね」
「ん…そうか」
上半身はだかになった蓮也さんが、わたしの視界にあらわれる。
「あ…」
「ん…どうした? …泣いてるのか? …怖いか?」
「ち…ちがうの。怖いんじゃなくて…」
声がふるえる…。怖くないなんてうそ。本当は、すごく怖い…覚悟していたって、怖いものは怖い。
蓮也さんのこと好きなのに…怖いなんて、おかしいかもしれないけど…。
ギュッとシーツをにぎる。怖さと緊張で、身体がこわばっていた。