僕は忘れるんでしょうか


「そうか……ありがとうレッド、そして雷帝様もありがとう存じ上げます。君の英知ある決断を無駄にしないよう白鳳隊のこれからより一層の尽力を約束しよう」


「にゃはは♪そいつぁ助かりますね!ぜひぜひよろしくお願いしますよ」


「それにレッドにはいつも“小生意気な弟”がお世話になっているしな、何かしらしなくてはと常日頃から思っていたところだったんだ。私に出来ることなど微々たるものだが助力させてもらうぞ」



それを言い終わると軽く雷帝とウジにお辞儀をしアスラは軽快な足音を響かせながら去っていった



銀の鎧が帰路につくのを彼らは王の間から見届けるとレッドはおもむろに右ポケットから棒つきの青色のキャンディーを取り出し


「…んじゃあオレもそろそろ行ってもいいかな?親父」



「あぁ行ってよし!たまには連絡を寄越せ…とは言わんが、次帰ってくる時は彼女の一人でも紹介しろよ?」


「にゃはは♪こりゃまたキッツイ指令だな♪わーったよ!今度出来たら見せに来っからよ親父!……とウジさん」
「ワシをオマケ扱いするな!!!」



レッドはまたもう一つ陽気な笑い声を出すとクルッと背中を向け視線を変えずに片手を振り帰っていった






「まったく……レッドのヤツは…全然、成長を感じませんな」



「まぁそう言うな。目に見える成長など大したことではないもんだ…それよりもだ。ウジ………“あいつ”からは何か変わった連絡はあったか…?」


「あいつ、と仰いますと……“例の白鳳隊の”ですか…?」「あぁ」「いえ、特には」



「そうか。なら……いいのだが…」
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