彼と私と隣の彼



さすが春人…


だてに人気者じゃないや。




「一旦落ち着け。詩乃ちゃんが困ってる。」



いつだって、あたしの事気にかけてくれてる。



優しいんだ。





「とりあえず、お祭りってことで良いんだな?」


春人がクラスに問いかければ、みんなそれぞれに頷く。



「じゃあ、たこ焼きと綿飴?あとフルーツ飴だっけ。」


とあたしに尋ねてくる春人にあたしも首をうんうんと動かすだけ。



「んじゃ、決まりな。」



すごい…



こんな短時間で決まっちゃうんだ…



すごいや…



「ちなみに、詩乃ちゃんは1人で大変そうだから俺もサブの実行委員ってことでよろしく♪」


「は!?」



「何かと大変そうだし、な?」



な?って言われても…



さっきから笑顔を崩さない春人にあたしは何も言えない。



それに今も春人のおかげでこうして無事決めることができたわけだし…



「うん、わかった。」



「おし、決まり~。」




あたしに拒否権なんてあるわけなかったんだ。




「これでまた詩乃ちゃんとの時間、増えるなー。」



「え!?」


普通、教卓の前で堂々とそんなこと言う?


信じらんない!


クラスのみんなが見てるってのに!



「春人、堂々とくどくんじゃねーよ!」


「春人君の本命って詩乃だったんだ…」



なんていう声もちらほら。



…ありえないー!




「うっせー。俺の勝手じゃん?」



ね?



と同意を求める春人にあたしは、



「バカッッ!!!」



一発、パンチをくらわしました。



もちろん、全力で♪



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