BLUE〜よりくんと優子の物語〜
せっかく送るって言ってくれたのに、
あんなに冷たくあしらってしまった。
でも飲酒運転だし。
遊び人だし。
ブラックマンだし・・・。
頭の中がぐるぐる、
ぐるぐる・・・。
「優子先生、
ケータイ鳴ってましたよ。」
「あ、すみません。」
仕事中、
ずっとよりくんのことを考えていた。
子供の昼寝中があたしたち先生の休憩時間。
外でぼんやりコーヒーを飲んでいると、
同僚の先生がケータイを持ってきてくれた。