BLUE〜よりくんと優子の物語〜


「ん?誰やこれ。」



知らない番号からの着信。

架空請求かと思いほっといた。


するとしばらくして、

メールが入ってきた。



「なんやのもう。

出会い系やろか。」



メールを開いたあたしは、

コーヒーが溢れんばかりに飛び上がった。



『さっきの番号とこのメアド、

よりくんで登録よろしく。』



なんとよりくんの方からあたしに連絡をくれたんだ。



「うそっ!なんで?

なんであたしのケータイ知ってんの?

誰に聞いたんやろか!」



あたしはすっかり舞い上がってしまい、

ケータイを持つ手が震えていた。




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