真実の奥に。
ザワザワ、ザワザワ。



教室に入ったとき、数人の驚くような視線と


一人の怒鳴り声が響き渡った





「んなモン嘘に決まってんだろ!

その話題これから一切すんな」




教室のド真ん中で。




彼の言葉に続けて、


「そーよ!信じるやつがいたらぶっ飛ばすから!!」


強気な潮那の姿が見えた



誰も答えない。





「……ねぇ。」



急にシンとなったところであたしが口を挟んだ。



あたしがいたことに気付いていなかった彼らは心底驚いているようだった



「千枝……?!」


槙も沙羅もよっしーも驚いていた


あれ?あたしが居ちゃマズかった?





< 116 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop