真実の奥に。
「ここのクラス?」

ちょっと・・・

「え、あ、うん」

沙羅の様子おかしいじゃん



「ずばり、誰?」

みんな、気づかないの?





沙羅は、質問される度に



笑顔がどんどん偽造されていってる






今日彼氏の存在を知ったあたしが言うことじゃないのかもしれないけど。



沙羅?

彼氏と”何か”あったんでしょ?



どうにかしなきゃ。

でも、今無理矢理話を逸らすのも気が引ける

それが裏目に出ると、今度は彼氏と何かあったのか、という質問に変わる可能性が出てくる

他の話題を出すよりも、中断せざるを得ない状況を作った方がいいのかも知れない


よし、みんなの気を引こう




「ねぇ・・・実はさ・・・あたしも好きな人できたんだ」



恥ずかしがるように言ってみた

けれど声はハキハキと


一瞬、変な沈黙が生まれる

失敗したかな?あんま興味ないっすか?




、なんて心配は無用だった

その直後、



―――みんなが餌に食ってかかった




・・・チョロイぜ












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