真実の奥に。
それから、なんとなく気まずい雰囲気のまま、

あたしと沙羅は教室に向かった







廊下に響くのは2人の足音と他の生徒の話し声だけ。


何か話題作らなきゃ。
でも、何の話をしよう?

そうだ、
”またあのメンバーで遊びたいよね”


よし、これで行こう。


「あのさ、」
「あ、心図じゃん」


あたしの言葉を遮ったのは、




空気をガラリと軽くしてしまうような、

明るいあいさつ




目の前の八木は真っ直ぐにあたしを見ていた








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