flower~ミルクティー another story~
その時だ。

「あの…もしかして、
会長の彼女さんですか?」

思わず顔を上げた。

そこには、1人の男の子が居た。

「俺、会長の次に生徒会長やってる、
藤村 翔っていいます。」

「…よく解ったね。
私が彼女だって。」

「何回か、見た事があって。
今日も、行ったんですか?」

「うん、でも家族以外ダメだって。
この間大きな発作起こして、
未だに危険な状態が続いてるみたい。」

「そうですか…。」

翔は陽鞠の隣に座った。
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