flower~ミルクティー another story~
茗は和室に入って行き、
しばらくすると、
浴衣を持って出てきた。

「はい、どうぞ。」

「え?」

「これね、龍くんの浴衣を
アレンジしてあるの。
優之介くんにいつか
着せてあげたかったのよね。」

「…ありがと…。」

「うん。
お部屋で着替えておいで。
手直しはしてあげるから。」

茗はにっこり笑った。

優之介は部屋に戻り、
浴衣に着替えた。

そして茗に手直しを
してもらって家を出た。
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