【完】好きです片桐くん!!



「ああ、本当だ」


そう言った片桐くんの周りを、「やったあ!」と言ってピョンピョン跳ねる。


「おい、お前らも来るよな?」


片桐くんはそう言って、周りにいる剣道部員たちを睨んだ。

そしたら周りの人はビクリと肩を震わせ、「いや、今日は確か…」とか「何かあったような…」とかを口々に言い出す。


「あ、俺は行くよ〜!!ねえ、他の人たちも来るよねえ?もちろん」


南条先輩はそう言って、周りの剣道部員たちを笑顔で睨んだ。


『はい、もちろん!』

「よし、決まり〜!今から美羽ちゃんの家にレッツゴー!!」

「レッツゴーっ!!」

「はあ…何でこんなことに…」



< 38 / 322 >

この作品をシェア

pagetop