極彩色のモノクローム

川沿いにあるその墓地は、
たんぽぽの中にある。


黄色い絨毯に囲まれているはずの奈々のお墓。


いつか、その黄色が見えるようになればいいなと思う。


マスターの選んでくれた花を供えて、

私は手を合わせた。


ねぇ、奈々。


今年は、私の好きな人
連れて来たよ。


誕生日おめでとう。


またひとつ、

一緒に年を取る。


奈々。


私、幸せだよ。


奈々も天国で

幸せでいる?


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