極彩色のモノクローム


「さて。」


マスターはそう言って、
私の顔を見た。


「奈々ちゃんにも、聞いててもらいたいから、ここで言うからな。」


マスターの言葉に、
私は首を傾げる。


マスターは鞄から、
小さな箱を出した。


その箱を見れば、
何を言われるかはすぐにわかった。


私は奈々のお墓に少しだけ視線を移した。



< 167 / 173 >

この作品をシェア

pagetop