街で君の唄を聞いた

まあそんな不機嫌顔も一瞬の事でして!

直ぐに笑顔(企み顔)になったんですけど!



「あ〜…残念。あたし達は情報源なんだけど〜、どうしてもっていうんなら〜教「お前等が正確な情報を持っているとは見えないな」

「なっ…。折角教えてあげるっていったのに!?」

「俺等とお前等は赤の他人。首を突っ込んで貰いたくないな。それに変な情報だったらハメられた訳だ。お前等が女だろうが容赦はない」



 鬼 光 臨 。


やめてやめてお姉様方。
これ以上ヴィーノに話しかけたら殺されるから、貴女方の身を考えて。
マジで。



「貴男ねぇ!女の子を打つどころか、それ以上の事を女性にしようっての!?貴男男として最低よ!!」

「いや?誰も俺がやるなんていっていないが?―――罰するのはコイツだ」



親指で差された。
自分。

……はあッ!?



「ちょっ、おまっ」

「そうやって人任せ!?見た目は素敵なのに、意気地なしなのね!!そもそも男性が女性を打つ以上をするなんて――」



…。
あれ、『男性』として扱われてる。



「いや、コイツは唯一女だけど?性格は男だけど。あ、外見も、か」

「すいませーん、今とっても失礼な言葉が聞こえてきたのは気のせいですかー?」

「本音を言っただけだ」

「いつか殺す」



ちょっとだけ彼女達を見ると、

唖然。

吃驚。

ぽかーん。


の三つが当てはまる。



まさかとは思いますけど――。


「…彼、女…?」

「は?」

「え…お兄さんの彼女だったの!?てか、お兄さん、彼女いたのね!!」

「はあ?」

「そりゃあイケメンなんだからいるに決まってるのに…!!あたし馬鹿だったわ…!!」

「はあぁぁああぁあ!?」

「ごめんなさい!知っていたらこんな事にはならなかったのに…!」

「…」



………拍子抜け………。

しかも何なんだよ、何であたしを女だと分かったのか…、じゃなくて、何で彼女なんだよ。



「ありえねぇぇぇえ!!」

「そっくりそのまま返す」



うぜぇ!即答かよ!!



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