街で君の唄を聞いた
ていうか何でドラ●エ何だ。
もうどうでもいいんだから、もう考えない考えない。



「はい。ということで行きますわよ。そこまで遠くありませんし」

「あ、そうなんだ…」

「ん~何が向いてんのかな~」

「黙りぃレザ。お前は只の同行者(支払う者)として着いて来てるんやからな」

「はいはいはい…」

「はいは一回!」

「…はい」



流石双子の兄、と言ったところだろうか。
コルクはちゃんと(?)レザを指導してる。

コルク、あんたは親か。












「さ、着きましたわよ」

「はーっ…。これまたでかいな」

「そんなこと言ってないで!!ほら、早く入りますわよ」



ギィ…



如何にも何十年と建っています、という雰囲気を醸し出す様に、ドアは鳴る。
実際こんなでっかいとこなんだから、もっと建ってるとは思うけど。

何かもうでかいのばっかだな、ここは。



「よォルレイブ!久々じゃねぇか!」

「あら、クォーリアさん。お久しぶりです」

「何だ?また軍にでも入って銃でも使うのか?」

「いえ、違いますわ。今日はこの方に合う武器を探しに来ましたの」

「女子(オーヤ)じゃねぇか!珍しいな!ヴィーフェルやコルクロットもいるってことは、嬢ちゃんは選ばれし者、か!!」

「ちょ!クォーリアさん!俺は!?」

「コルクロットの後ろにいて見えなかったなぁ!!あっはっは!」



スゲェ。


超筋肉ついてる。所謂マッチョ。
服装はタンクトップに長いダボッとしたズボン。

鍛冶屋、といっても似合う格好だ。
というか武器屋なんだからあったほうが普通か。




「ほぉ…。嬢ちゃんは名前、何ていうんだい?」

「レ、レイヒ…です」

「ふむ。レイヒか。…よし!ちょいと茶でも飲んで待ってな!」

「あ、はい」


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