街で君の唄を聞いた

「…レイヒちゃん?」

「あ?…レザ!?どこ行ってたのさ!」

「まぁ、色々と」

「…どーせそこら辺に居る女性の方とお話でもしていたんでしょうね」

「レッ、レイ!?おまっ、怖ぇよ!後ろから不気味なオーラ出して喋りかけてくんなや!」

「…ふ。それでも選ばれし者ですか?いや、それ以前に男ですの?レイヒ様の方が男らしいですわ」



実にひどい言葉だ。

それこそ言ってはならん言葉だろう。



しかもいつになくレイがツンツンしてる。
棘丸出し。
そんなんじゃレザには気づいてもらえないよ、レイ…!!

っていうかこいつら双子はレイに対してあっちの感情を持たないっていうのが凄いと思う。




もしかして、天然?

鈍感の間違いか?



「…レイ、次はレザに払わせるといい」

「あらヴィーノ。私も今思いましたわ。今は気が合いますのね」

「何がやねん!?俺着いて行かへんで?」

「…レイヒ様の為ですわ。勿論来るわよね?」



いくらあたしの為言えど、そこまでしなくても…!!
てか安いのでいいから!

あ、でも安いとボロいのか!?


ドラ●エとかだったら安いと攻撃力低いのか。




…今ドラ●エはどうでもよくね?


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