赤ずきんちゃん×オオカミくん
プロローグと書いて始まりの始まりと読みます
ココは街に出るにはさほどかからない森の奥の奥にある小さな家
その家の中から親子が出てきた
「ハイ、セロシア!コレ持っておばあちゃんのお見舞い行ってきてね
寄り道してもいいけど色々気をつけるのよ?」
「うん! ありがとう、お母さん! 簡単に説明してくれて色んな意味で助かったよ」
セロシアと呼ばれた少女はコチラ的にはあまり言って欲しくないことを言いながらニコッと笑うと母親も笑い返した
「あ、そうそう 母さんね 昨日頑張ってこんなの作ったのよ!!」
胸を張りながら出してきたのは真っ赤な頭巾。
特になんの飾りもない、首で縛る時に出来る大きなリボンが可愛らしい感じになる頭巾のようだ
母親はそれをセロシアに被せるとキュッとリボンを首で縛った
「やっぱり金髪ツインテールには赤が映えて可愛いわね!」
「ホントに!? 今なら某童話の姫たちにも勝てるかな!!」
目をキラキラさせながらそう言うと母親は腕を組んでうーん、とうなった
「…見た目で勝てなくてもセロシアにはアレがあるから大丈夫よ♪」
「そっか! それもそうだよね じゃあそろそろシンボルも貰ったことだし、いってきま~す♪」
タンタンッと軽やかに駆けて行った
その後ろ姿を心配そうに見つめる母親。
―あの子… あんなにはしゃいじゃって転ばないかしら
ドシャッ!!
「…あ、転んだ」
その家の中から親子が出てきた
「ハイ、セロシア!コレ持っておばあちゃんのお見舞い行ってきてね
寄り道してもいいけど色々気をつけるのよ?」
「うん! ありがとう、お母さん! 簡単に説明してくれて色んな意味で助かったよ」
セロシアと呼ばれた少女はコチラ的にはあまり言って欲しくないことを言いながらニコッと笑うと母親も笑い返した
「あ、そうそう 母さんね 昨日頑張ってこんなの作ったのよ!!」
胸を張りながら出してきたのは真っ赤な頭巾。
特になんの飾りもない、首で縛る時に出来る大きなリボンが可愛らしい感じになる頭巾のようだ
母親はそれをセロシアに被せるとキュッとリボンを首で縛った
「やっぱり金髪ツインテールには赤が映えて可愛いわね!」
「ホントに!? 今なら某童話の姫たちにも勝てるかな!!」
目をキラキラさせながらそう言うと母親は腕を組んでうーん、とうなった
「…見た目で勝てなくてもセロシアにはアレがあるから大丈夫よ♪」
「そっか! それもそうだよね じゃあそろそろシンボルも貰ったことだし、いってきま~す♪」
タンタンッと軽やかに駆けて行った
その後ろ姿を心配そうに見つめる母親。
―あの子… あんなにはしゃいじゃって転ばないかしら
ドシャッ!!
「…あ、転んだ」