愛する意味
3人でお昼を食べることにしました。


ほんとはマックとかケンタッキーとかがよかったんだけど、何となく背伸びしたくなった3人は、駅から少し離れたイタリアンのお店でランチをすることにしました!



店内に恐る恐る入ると、蝶ネクタイをつけてるお兄さんが近づいてきて、『何名様でございますか?』と訪ねてきました。


『3人です』と言いました。


『こちらへどうぞ』と言い案内してくれました。


案内された先の席はテラス席で一面が青い海と白い砂浜でした。


ものすごくきれいな景色に舞は吸い込まれていきました!


それから、オーダーをしました。


大人ぶって『コース料理』をお願いした。


運ばれてきたお料理はどれもおいしそうです。


食べながら海をみていると…何となく見慣れた姿に気がつきました。



先程、駅前のカフェで相席した男の子とお友達でした。


同じ海にきたんだなぁと舞は思って眺めていました。


舞の中では『かっこいいな』と思っていたので釘付けになっていました。

温かいうちにお料理を頂いたあと、デザートを食べながら美紀が一言。

『舞…さっき何を見ていたの?』

< 6 / 100 >

この作品をシェア

pagetop