〜恋色〜
日曜日ぁやが体育館で練習してて、グラゥンドでゎ尾川くんが試合をしてる。
それだけでも同じ空間にぃれる気がして嬉しかった。
休み時間になると体育館のベランダに出て野球を見てた。
「そろそろ野球部もメンバー決めに入る時期ゃんなー」
「最後の夏かぁー。」
隣で野球部を見ながら、坂下先輩と中村先輩が喋ってる。
「試合見に行きたぃな♪」
「試合がかぶってへんかったらぃけんねんけど…」
その言葉にぁやゎ反応した。
「ぇ?かぶってるかもしれなぃんですか??」
ぁやの問ぃかけに先輩達ゎ残念そぅな顔をしてぅなずぃた。
「去年ゎ1回戦ゎかぶってへんかってんけどなぁ…」
「今年ゎどぅなるかなぁ?」
「行きたぃですね…」
「ゃろー?めっちゃ行きたぃゃんなぁ?!」
中村先輩がちょっと興奮気味に言ってきた。
ケド、すぐ悲しぃ顔をした。
「でもぅちらも最後ゃからさ…」
「たっちゃんの有志見れたらえぇな♪」
落ち込む中村先輩に坂下先輩が明るく声をかけた。
聞ぃたゎけちゃぅけど、きっと中村先輩ゎその“たっちゃん”ッて人が好きなんゃろな…
先輩の気持ちぁやもゎかるな…
試合がかぶらなぃこと、それを祈るしかなかった。
クラブがぉわったぁと2年の先輩達とグラゥンドに行った。
ショートのポジションに『尾川』の文字。
すぐグラゥンドに目をゃり、ショートを守ってぃる尾川くんを見つけた。