容姿端麗6人組
「悲劇のヒロイン、気取っちゃって……。……………………、…………、…………………。……………………、………………。………………………。と、まあこのような事を。」
一昨日、最後に言った言葉を全部蓮に話した。
『うわっ、結構言ったな。てか、女ってやっぱり恐い。』
「女はズバズバ言うからね……、ってそんな事じゃなくて。」
『悪い、悪い。でも、謝れば許してくれるだろ。つかさ、だし?』
「言った相手が、つかさだから困ってるんじゃない。」
つかさじゃない方が、全然マシよ。
つかさだから、後悔してるのに…
『何でだよ。つかさは、結構カラッとした性格だし…。あんまりそういうの、気にするタイプじゃねえじゃん。』
「蓮は知らないのか。つかさのガラスのハートを……」
『ガ、ガラス?』
「そう。つかさは気付かれないように、強気でいるけど…。本当はすっごく傷つきやすいんだから。まあ、多少の事だったら、全然耐えられてると思うけど…。さっき言ったみたいに、ガンガン言っちゃうと…、隠れて泣くタイプなの。」
『嘘………』
蓮は信じられないと言うような感じ。
本当なんだから。
中学の時だって…………