容姿端麗6人組
―二日後―
「蓮、どうしたら良いと思う?」
今、つかさと喧嘩した日から二日たった日曜日。
蓮に助けを求めて、電話中。
『なあ、相談相手が何で俺なんだよ。』
「何で…、って。つかさの相談は、蓮が一番いいかなって。」
『俺はつかさの事を、何でも知ってるわけじゃないんだけど…。ふああぁ、眠っ…。朝っぱらから、まだ10時なんだけど…』
「『まだ』じゃなくて、『もう』よ…。10時なんだから、さっさと起きなさいよ~!」
『はいはい、わかりました。』
「よろしい♪で、どうしたよう…。」
『どうしよう、ったって…。自分で解決しろよ。舞がつかさに、散々毒吐いて家から出たんだろ?』
「うぅ…、そうだけどさ。」
蓮、ヒドい…。
ちゃんと考えてよ。
「こっちは真剣に悩んでんのに…。」
『つかさに謝ればいい話じゃん。』
「アタシだって謝りたいけど…、言った事がヒドすぎるから。」
『ヒドすぎるって、何言ったんだよ。』
何言ったって…
そりゃ、もう。
幼馴染みとは思えないほど、最低な事を。