容姿端麗6人組


「じゃ、先行ってるよ。」

「まだ早くない?7時だよ?」

「まーさーか。今日が "体育祭実行委員会" だって事を、忘れてた訳じゃないよね?」


今日、7:30集合の実行委員会。

絶対忘れてるという変な確信を持って、舞に言う。

舞の顔にだんだんと変化が現れて…


「忘れてたぁー!!!」

「言うと思った。今行かないと、30分には着かないから頑張れ♪」

「薄情ものっ!!何で起こしてくれなかったの?実行委員会あるって、知ってたくせにぃ~」


そんな事を言いながら、部屋を飛び出していった舞。
洗面所に駆け込んだ。


そんな舞を見ていた舞のお母さん。
呆れた表情で言った。


「実行委員会があるなんて、聞いてなかったわよ?もう少し、つかさちゃんを見習いなさい。朝早くから起きて、、」

「はいはいはい、分かったから朝ご飯!!」

「はぁ…。つかさちゃんから聞いて、用意してあります。」


ダダダダッとリビングへ走って、ご飯を食べる舞。

思わず笑っちゃう。


舞の慌ただしさと言ったら、中学の時から変わらない。





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