容姿端麗6人組


つーちゃんは徹くんの前にいた先輩を押し退けて、私を押しつけてる先輩(3人)の所まできた。


「ふざけんじゃないわよっ!怜を放して!」


「あらあら、昨日のつかさちゃんじゃないですか。」


つーちゃんにキスを迫った先輩。


バタンッ!!


つーちゃんも壁に押しつけられちゃった。


「ふざけんなって言ってんでしょ!!」


つーちゃんはすっごく怒ってた。
そのまま先輩のすねを、思いきっり蹴った。
先輩は、その場にうずくまる。


私を押しつけてた先輩を力づくで剥(ハ)がして、私の腕を掴んで走り出した。

徹くんも後ろからついてきた。


しばらく走って、つーちゃんは止まった。


「怜、大丈夫??」

「ハァ、ハァ…、うん。つーちゃんが来てくれたから…。」


そう言いながら、ブラウスのボタンをつける。


「良かったぁ…。」


つーちゃんはホッとしたみたいに、壁を背にして座りこんだ。














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