容姿端麗6人組


ヤバイッ、今のは反則だよ…////

心配するだろ、って。


それに今の表情……、グッときた~


やだ、顔が熱くなってきた。

ああ~バレちゃうよ~


早く冷めろっ、冷めろっ


「何やってんの?」

「え、?」


え…、

今、私、何してた?


冷めろ~
って思ってたから、変なことしてたかも。


ヤバっ、恥ずかし…////


「プッ、アハハハハっ!片桐、行動可笑しすぎ。」

「ヒ、ヒドイっ!」

「しかも、顔真っ赤。」

「う……、」

「てか、天然?怜と同じぐらいド天然っ、(笑)」

「天然じゃないもん。」


智樹くんの口から、

『怜ちゃん』

の名前が出る度に、悲しくなる。


胸の辺りがモヤモヤして…

なんだろう…、この感情。


「平気そうだな…。こんだけ言い合えるんだったら。」

「う、うん。」

「元気なら、俺がいる意味ないか。」


え…、行っちゃうの?


ヤダっ、行ってほしくないよ。


「じゃ、俺はグラウンド戻るわ。お大事に…」

「ヤダ……」


あ、口に出しちゃった。

聞こえたよね?


どうしよう……。馬鹿だ、私。

何、引き留めちゃってんの?


バカバカバカ………


「居てほしいの?」

「え、えっと…。今のはですね…、その………」


何て言えばいい?

どうやったら、変に思われないかな。












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