容姿端麗6人組


「蓮…、?」

「……好きだよ、つかさ。」

「ん、……」


私の唇と蓮の唇が重なる。


触れるだけでなく、
今度はさっきより甘いキス。


何度も何度も角度を変えて、どんどん甘くなるキス。


「ん、あぁ……ハァ…」


口の中に、蓮の舌が侵入してくる。


蓮のキスは、すぐに私を酔わせた。


それで、分かった。


やり慣れてるな、って……


「ふぁっ……」


私たちの唇が離れた瞬間、蓮が何か呟いた。


「蓮、何か言った…?」

「ヤダッ……」


ヤ、ヤダ???

何が?
どういう意味??


「ヤダ、って。何が?」

「つかさ、慣れてる。」

「慣れてる??」

「前も思った。つかさ、キス慣れしてる…。」


キス慣れって…

自分だって慣れてるくせに…


「つかさ?何で、そんな睨んでんの…?」

「別に。」

「めちゃくちゃ怖かったんだけど…」

「だって、私の事キス慣れしてるって言うから。」

「だ、だから?」

「自分だって慣れてるくせに、って思っただけっ!」


イライラしてきて……

つい、大きい声になっちゃった。
















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