容姿端麗6人組


――ピーンポーン


「はい。」


舞の家に着き、チャイムを押した。


玄関に出てきたのは、舞のお母さん。


「あら、つかさちゃん。」

「こんばんわ。」

「熱の具合は、もう大丈夫?」

「先日は、ご迷惑おかけしました。」

「いいのよ。で、怜ちゃんの事は舞から聞いてるわ。」

「突然すみません、宜しくお願いします。」


怜の事を舞のお母さんに渡して、自分の家に戻った。







































「怜、大丈夫かな。」

「大丈夫だろっ。舞がいるんだし。」

「そうだと良いね…。でも舞の毒舌で、余計なこと言わなきゃいいけど……」

「つかさもお得意な毒舌でいろんな事言ってたから、変わんねえと思うけど?」

「蓮、うるさい。」

「はい、…」


お得意の毒舌って……

今回は控えめにしたつもりだったんだけどな。


そんなにキツかった…?


「怜はどっちを選ぶんだろうな。」

「さあね…、私には分からない。」

「そうだな。」

「でも、どっち選んでもギクシャクするのは目に見えてる。」

「だなっ。俺らがしっかりしなくちゃ。」

「ん。」

















< 416 / 447 >

この作品をシェア

pagetop