容姿端麗6人組
――ピーンポーン
「はい。」
舞の家に着き、チャイムを押した。
玄関に出てきたのは、舞のお母さん。
「あら、つかさちゃん。」
「こんばんわ。」
「熱の具合は、もう大丈夫?」
「先日は、ご迷惑おかけしました。」
「いいのよ。で、怜ちゃんの事は舞から聞いてるわ。」
「突然すみません、宜しくお願いします。」
怜の事を舞のお母さんに渡して、自分の家に戻った。
「怜、大丈夫かな。」
「大丈夫だろっ。舞がいるんだし。」
「そうだと良いね…。でも舞の毒舌で、余計なこと言わなきゃいいけど……」
「つかさもお得意な毒舌でいろんな事言ってたから、変わんねえと思うけど?」
「蓮、うるさい。」
「はい、…」
お得意の毒舌って……
今回は控えめにしたつもりだったんだけどな。
そんなにキツかった…?
「怜はどっちを選ぶんだろうな。」
「さあね…、私には分からない。」
「そうだな。」
「でも、どっち選んでもギクシャクするのは目に見えてる。」
「だなっ。俺らがしっかりしなくちゃ。」
「ん。」