容姿端麗6人組
方法を思いつき、携帯を手にとった。
「つーちゃん、どうしたの?」
何も答えずに、電話をかけた。
「あ、もしもし…。これから、空いてる?うん、怜が居てさ。平気?……ありがと。お願いね、宜しく。」
――プツッ…
「怜、行くよ。」
「え?」
怜の荷物を持ちながら、言う。
そしたら後ろから、驚いたようにで蓮が近づいてきた。
「おい、どこ行くんだよ。まさか帰らす気じゃないだろ?」
「まさか~!?」
「じゃあ、どこ行くんだよ。」
「舞のとこ。」
そう。
さっき電話した先は、舞のところ。
怜が悩んでること、舞にも話した方が良いと思うし…
「そんな、いきなり大丈夫なのかよ。」
蓮は、今までの私たちを知らないから。
心配してるんだろう。
「大丈夫。夜中にいきなり泊まることなんて、今まで何度もあったんだから。最近はそんな事なかったから、すっかり忘れてたけど。」
「そっか。舞が良いならいいんだろうけど……」
怜も蓮も納得したのか、私の後について来た。