容姿端麗6人組
しばらく蓮とくだらない話で笑ってたら、凄い視線を感じた。
「つーちゃん…?何?」
視線の正体は、つーちゃんだった。
「怜、アンタさぁ…。そろそろ、はっきりさせたら?」
「はっきり…って、何を?」
「告白の返事。」
「う………」
そこには、触れないでほしかったぁ~。
「いつまで引きずってくつもり?」
「だって……」
「その優柔不断さが、二人を苦しめるよ?断るなら、断る。付き合うなら、付き合う。どちらにせよ、二人のうち一人は悲しむことになるんだからね?」
「でも、好きって気持ちが分かんないんだもん。」
私だって、早く返事をした方が良いって思ってるよ?
俊だって、私がいるせいで皆と話せないし。
だけど……
どっちが好きか、とか言われても選べない。
友達としての好きか、
恋愛感情としての好きか
はっきりしないから。