容姿端麗6人組
――プルルルルッッ、プルルルルッッ♪
一人で悩んでいた私は、着信音に体を一瞬ビクッとさせた。
また電話。今度は誰よ~
――――――――
着信:俊
――――――――
嘘っっ、俊の携帯からだ。
出るべき?
出ないべき?
私は、どうするべき~?
一人で、また悩んでいると……
――プルルルルッッ、プッッ…プー、プー
「あ、切れちゃった。」
着信音が止まり、静かになった部屋。
心臓に悪いよー
いきなり音が鳴るなんて……
携帯を手にとって、マナーモードに切り替えようとしたら。
――プルルルルッッ、プルルルルッッ♪
またもや、着信。
手に持ってたもんだから、驚いて放り投げた。
やばっ、いつか壊れるわ。
床に落ちた携帯の着信音は、鳴り止むことなく鳴っている。
そーと、ディスプレイを確認する。
……………俊からだった。
はあ…。
さすがに出なきゃ、まずいよね。
かけ直してきてるぐらいだし…。
出てほしいんだよね。
ずっとシカトもまずいと思うし。