日本女児VS肉食獣
「まさか。ありえねー…トシがっ…」
動揺する帳をよそに、柊葵は携帯を開いた。
「…原田組、今急成長しているが歴史は浅い組だ。その急成長の理由と、何か関係があるのかもしれない」
「…嘘だ。ぜってぇ信じねぇ」
「…帳…本当は気付いてたんじゃないか?」
「……」
「?」
何がなんだかわからない。
「…まぁいい。多分、お前の親友とやら、原田組と組んで俺達を潰す気だ」
「へー…なるほど。そういうことね」
「ふぇ?みぃ?」
みぃは何もかもわかったかのように頷き出した。
「確かめなきゃ、いけないんじゃない?ヤンキーさん」
みぃは帳に向けて、言葉を発した。