日本女児VS肉食獣
「うっせー分からず屋ナリマブ女。わかってるっつーの」
「……カワイクないわね…(怒)」
あっ…みぃ、律に見せられない顔してる!!
「…今、桂が調べてくるはずだ。まず、病院に行けば全てがわかるかもな」
「あぁ…」
帳は、柊葵の言葉に頷きながらも何だか上の空だった。
「帳、情報、俺の弟が送ってきたぞ」
桂さんがそう言って帳に携帯を見せていたので、柊葵のにも同じメールがあるから、勝手に携帯を覗くと、
「…両方をバックと考え、病院と原田組は一石二鳥…か」
柊葵が小さくそう呟いた。
「?どういうこと?」
「…原田組は最近薬物に手を染め出した。そこで、病院の薬物を裏取引。そして病院は、原田組を評判上げの協力者という形で……いわゆるサクラとして使うんだろう。そして…俺達を潰すんだ。最後には」