日本女児VS肉食獣
「とにかく、向かおうぜ」
そう言った帳の目は血走っている。
「ちょっとヤンキー、ギンギラしないの」
「…落ち着け」
「…あ、竹刀が少しささくれてる。さっきたたき付けたから…」
「「「お前は状況を、いい加減把握しろ」」」
……僕?
僕が怒られてる?
「いや…だって僕の竹刀が…」
「雪乃っパソコンして!!情報がまだ少ないから、任せた!」
「へ?何をどーしたら僕?」
「…すまん。俺、機械は苦手で」
「わりーが俺も、専門じゃねーから」
「俺もだ。雪男…じゃなくて、雪乃介」
「…面目ない…実は俺も、得意では無いです」
…で、僕なの?
ていうか、第2の桂さん戻ってきてたんだ。