日本女児VS肉食獣

「とにかく、向かおうぜ」

そう言った帳の目は血走っている。

「ちょっとヤンキー、ギンギラしないの」

「…落ち着け」

「…あ、竹刀が少しささくれてる。さっきたたき付けたから…」

「「「お前は状況を、いい加減把握しろ」」」

……僕?
僕が怒られてる?

「いや…だって僕の竹刀が…」

「雪乃っパソコンして!!情報がまだ少ないから、任せた!」

「へ?何をどーしたら僕?」

「…すまん。俺、機械は苦手で」

「わりーが俺も、専門じゃねーから」

「俺もだ。雪男…じゃなくて、雪乃介」

「…面目ない…実は俺も、得意では無いです」

…で、僕なの?

ていうか、第2の桂さん戻ってきてたんだ。



< 86 / 113 >

この作品をシェア

pagetop