*♥先生の彼女♥*【完】
「優姫、ゆっくりでいいから話してみなさい」
お母さんの優しい腕であたしを包み込む。
『お母さん・・・あのね・・・』
あたしは、涙を流しながら今まで抱えてきた沢山の思いをお母さんにぶつけた。
あたしのヒクヒクしながら話す声はとても聞きずらかったのだろうけどお母さんはウンウンと相槌をうちながら聞いてくれた。
「優姫、優姫はその人を本気で愛したのよね?」
『うん・・・今も・・・すごく好き』
お母さんは少し顔をしかめて考えていたが、すぐに答えを出した。
「・・・いいわ。優姫の好きにしなさい。でも・・・困ったらお母さんに何でもいいなさい」